ようこそ、原生林問題研究会へ。ブナ原生林から発信。自然・社会・文化・環境。

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楽しいブナ林の世界


ブナの花・写真と解説

ブナの花・雄花は下に垂れ下がる、雌花は上を向く
  • 下の三つは雄花、上のは雌花
  • 雄花は下に垂れ下がる、雌花は上を向く
  • 花と葉は同時に開く
  • 雌雄同株
  • 雌花と雄花が同じ株にできる。
  • ここでは株とは、一本の木のことである。即ち一本の木に雌花と雄花ができる。
  • 風媒花
     雄花の花粉は数十メートル飛散して、他の樹木の雌花と受粉する。
    • 風媒花の花は目立たない。例 ブナ、ダケカンバ、マツ、スギ、ヨモギ、イネ
    • 虫媒花の花は目立つ。  例 トチ、ラン、リンゴ、ユリ、カボチャ、ヒマワリ
  • 自家受粉の回避機構
    • 遺伝子の多様性を確保するために、自家受粉回避装置を持っている。
    • 例えば雌花と雄花の開花時期をずらすなどの工夫をしている。
  • 撮影者 shirafuji chikara


ようこそ
八幡平・葛根田川源流部へ/原生林問題研究会

パソコン版画

  • 残雪のブナ林観察会風景
  • 残雪の道コース
     (小松倉山雪棚ルート又は雪渓ルート)
  • 5月上旬 葛根田川源流部
  • 作成者 inoue shigeru


残雪のブナ林観察会の風景 5月上旬・葛根田ブナ原生林


ブナ林とはどういう森

 ブナ林とは冷たい気候に広がる自然の森の総称

ブナ林には、ブナノキ、ミズナラ、ホウノキ、ハウチワカエデ、ニオイコブシなどたくさんの木が生えています。
ブナ林とは、これらの木々が生えている自然の森の総称です。
ブナノキが一番多いのですが(優占種と言う)、ブナノキだけが生えている森という意味ではありません。

 ブナ林の役割

  • ブナ林は、日本の自然が、自分の力で作り上げた森です。
    そのため原生林と言われます。
  • 日本列島に昔からすんでいる動物や植物にとって一番すみよい森です。
    • 森の中には、ツキノワグマ・カモシカ・モモンガ・テン・オコジョ・アナグマなどがいます。
    • 川にはイワナやサンショウウオがいっぱい泳いでいます。
    • 沢にはサワガニが隠れています。
    • 湖沼ではモリアオガエルがゲロゲロと歌っています。
  • 食べ物も豊富で、ドングリ、ヤマブドウ、タケノコ、キノコなどの木の実や山菜がたくさんあります。
  • 人間にとっても、大切な役割をしています。
    空気をきれいにしたり、騒音を吸収したり、土砂崩れをふせぐ力もあります。
    炭酸ガスを吸収して酸素を生産することで、地球の温暖化をふせぐ力も持っています。
  • 人工のダムよりも、ずっとたくさんの水を蓄えることができます。
    そのためブナの森は、緑のダムと言われています。
     

 ブナ林の分布(日本と世界)

(日本)

ブナ原生林は、日本の比較的涼しい地帯に分布しています(冷温帯)。
日本の原生林の中で、最も広い分布域を有しています。
そのため日本はブナの森の国ということができます。

  • 北は、北海道南部が北限(渡島半島の黒松内、長万部、奥尻島)です。
  • 南は、鹿児島県南部が南限(高隈山)です。

関東の

  • 平野部は照葉樹林帯(常緑広葉樹林帯)ですが、
  • 山岳部はブナ帯(落葉広葉樹林帯)です。
    東京の水も利根川源流部などのブナ林地帯から流れてきます。

(世界)

世界には、ヨーロッパブナ、オリエントブナ、中国ブナ、アメリカブナなど、約十種が知られています。
ところがその多くは長い歴史の中で失われてしまいました。


ブナ原生林啓発運動時代

原生林啓蒙時代

日本のブナの森は、近年まで奥山に、原生林のまま広く残されていました。

ところが、戦後の国の推進する極端な経済優先政策や新しく登場したブルドーザーとチェンソーとダンプカーによって、次々と切り倒されました。

日本の奥地林が切りつくされると、東南アジアへ、さらに世界各地へと進出しました。そして世界から「森食い虫日本」と批判されました。

今では大面積のブナ林は、当時ブナ林保護運動が展開されたいくつかの地方の山奥にひっそりと残されているに過ぎません。

当時の無分別な過剰伐採の原因には、極端な経済優先社会の急速な進行と広がる拝金主義の風潮がありました。そして自然に対する無関心と理性的理解の欠如がありました。戦後何十年も、一部の先駆的な方々以外は、行政も科学も評論家もマスコミも、ましてや経済界のリーダーも、「木を見て森を見ず」を地で行くように無知と無関心を決め込んでいたのです。

1980年代から1990年代後半までは、原生林崩壊の危機と抵抗の時代だったといってよいでしょう。抵抗というよりは、一般市民、マスコミを巻き込んだ壮大な啓発時代と表現した方がよいかもしれません。その両面がありました。しかもその担い手の中心は、故郷の自然を愛する一般市民や住民であったことが特徴的でした。

すでに北から南まで原生的森林は大部分が切りつくされていました。「残り少ない原生林を守りましょう。ふるさとの自然の森を守りましょう。」と市民住民が立ち上がった所は全国に広がりました。

その森を切れば、その村から、あるいはその市町村やその県から、原生的森林がもはやゼロになる寸前まで事態は切迫していました。

原生林保護運動が展開された主な山岳地帯(1980年代から1990年代後半)

知床、大雪山、奥尻島、白神、岩木山、八甲田山、森吉山、和賀山塊、八幡平葛根田川源流部、岩手・湯森山、岩手山、胆沢川源流部、栗駒山、船形山、福島県高山、朝日連峰、高尾山、丹沢のブナ林、長野鍋倉山、奈良・春日山原始林、大峰山、石川県白山、四国剣山、九州脊稜山脈、沖縄ヤンバルの森など、まだまだたくさんあります。

(書きかけ)


エッセー・限りなく遠い山


 静かにたたずむブナの森

盛岡市の西方に、まるで遠い宇宙のように、静かにたたずむブナの森がある。これが葛根田川源流部である。
この森は幾つもの山々に馬蹄形状に囲まれている。
私たちはその連山を葛根田馬蹄形連峰と呼んでいる。
森の中には道はなく、1500m前後の山が15ほどあり、大きな支流が10ほどもある。
面積は6700ha、玉川源流部を含めれば12,000haという大面積の原生林地帯である。

 葛根田連峰縦走記

7月上旬に葛根田馬蹄形連峰の稜線を一周したことがある。
3泊4日の気の遠くなるような道のりである。

葛根田川のほとりに簡素な温泉がある。そこから登山道を登りはじめ、ブナ林を通り抜け、シャクナゲの咲く山を三つほど越えると、消えそうな道のある分岐点があった。
ここから先は限りなく遠い山、限りなく淋しい道。
まだ残雪がたくさん残っていて、名も知れぬ花が咲いている。
ワタスゲの咲く湿原を八つほど過ぎてから、ひとつの見晴らしのいい山を登ると、源流の森がはるかに遠く広がっていた。

守られたブナの森・葛根田ブナ原生林

かつて25年ほど前に(1986年)、国が10年間に及ぶ大規模な伐採計画を立てて、伐採に着手したことがある。まだブナという言葉も生態系という言葉もあまり知られていなかった。葛根田の森のことを知る人もほとんどいなかった。
5人ほどで原生林問題研究会を発足させ、岩手県政記者クラブで保護を訴えた(1986年12月)。そしてシンポジウムを開いた結果守る会が結成され、第一回現地観察会には200人もの市民とマスコミが集り、急速に保護の世論が広がった。
そしてついに計画は撤回され、葛根田林道も3.5キロで止まり、伐採面積も100haほどで済んだのである(1987年10月)。
今では日本を代表する原生林保護区に指定されている。




PLフィルターを活用して色鮮やかな風景写真を撮る方法

風景写真のテーマ

天気の良い夏の日、野山の散策や登山に出かけると、
青い空とぽっかりと浮かんだ白い雲、
眼前には緑の森と草原が広がっています。
思わずデジタルカメラのシャッターを切ってはみたものの、
家に帰って印刷してみると、がっかりします。
青いはずの空は、白っぽく霞んでいて、
白い雲も、くっきりとは写っていません。
緑の色も鮮やかではありません。
だれでもこんな経験があると思います。

風景写真が思ったように写らない原因は、次のようなことです。
㋑表面反射が邪魔をして、被写体の本来の色を見えなくしてしまうからです。
㋺もうひとつは、明暗差の問題です。
空が明る過ぎるので、周辺の景色との明暗差が大きいという問題があります。
空に露出を合わせると、景色が黒くつぶれます。
景色に露出を合わせると、空は白く飛びます。

PLフィルターとは?

こんな時に活躍するのがPLフィルターです。

PLフィルターとは、光が反射する時に生じる「偏光」を取り除くフィルターです。
偏光フィルターとも言います。

偏光とは太陽光が被写体に当たって反射するときに生じる偏った光です。

光には偏光していない光と偏光している光があります。
太陽光は偏光していない光と言われ、自然光とも言われます。
それに対し反射した光が偏光です。
自然光は反射すると偏光になります。

偏光とは何かということを深めて理解しようとすると、
光という物理学上のむずかしいテーマになりますので、
ここではこれ以上突っ込めません。

PLフィルターは、

  1. 被写体の表面反射(偏光)を防ぎ、色彩のコントラストを高める働きを持ちます。
  2. また反射光の光量を調整して、明暗差をやわらげる効果もあります。
    明るい部分の光量が減るので明暗差も抑えられます。

反射や偏光や明暗差をコントロールできれば、
青い空は青く、白い雲はくっきりと浮かび、
緑の葉は鮮やかな緑に、
赤い紅葉は鮮やかな赤に写すことができます。

空気中のホコリや水蒸気の反射を抑えて青空をくっきり見せることができるなどの効果もあります。

水面やガラス窓の反射をカットして、水中の様子やガラス越しの撮影もできます。

紅葉の写真を思い通りに撮影するのは簡単ではありませんが、
紅葉にもPLフィルターは効果を発揮します。
白っぽく光りがちな紅葉の表面反射をカットして、鮮やかな紅葉の写真を撮ることが出来ます。

PLフィルターの利用効果

PLフィルターは、光が反射した際に生じる偏光した光を除去するフィルターです。
PLフィルターの効果として、色調豊かな、コントラスの効いた写真を撮影することができます。偏光をコントロール出来るので、表面反射しなければ本来見えるはずの色、すなわち、まぶしい反射光の影に隠れている色を捉えることができます。

PLフィルターが役立つ具体的な例は、以下の通りです。

① 空気中を漂う水蒸気(に浮かんでいる水滴)やほこりの反射をカットして、
青い空を鮮やかに撮ることができます。

なお、水滴やホコリは太陽の光を乱反射させます。
乱反射した光は人間の眼には白く見えます。

② 白い雲をくっきりと撮ることができます。
③ 葉の表面反射をカットして、緑の葉を鮮やかな緑に撮ることができます。
④ 紅葉の表面反射をカットして、紅葉を鮮やかに撮ることができます。
⑤ 赤い花をいっそう赤く、黄色い花をいっそう黄色に撮ることができます。
⑥ 海面の反射をカットして、青い海をより青く撮ることができます。
⑦ 水面の反射をカットして、水の中の様子を撮ることができます。
例えば渓流魚を岸から撮るなど。
⑧ ガラスの反射をカットして、ショウウィンドウの展示物を撮ることができます。
⑨ 建物や自動車の表面反射をカットして、色彩豊かな町並みを撮ることができます。
⑩ 雪の白い反射を抑えて、雪原の微妙な表情を撮ることができます。

PLフィルターの利用方法-注意点

① PLフィルターには、一般のPLフィルターとC-PLフィルターの2種類があります。現在ではC-PLフィルターが主流です。特にデジタル一眼レフカメラではC-PLフィルター( 円偏光フィルター ) を選びます。
② 但しC-PLフィルターは、かなり値段が高いです。標準型でも5千円~8千円、高いものは一万円前後します。
③ 装着すると露出量が下がるので、手ブレに注意。
シャッター速度が1~2段遅くなるので、できるだけ三脚を利用しましょう。
④ 順光と斜光で撮影します。
逆光での撮影では、PLフィルターの効果はありません。
撮影者は太陽を背にして撮影します。
撮影方向に太陽が見えていると、PLフィルターは効果を発揮できません。
晴天下で最も効果が高いのは、太陽の位置と撮影者と被写体を結ぶ線が90度の方向と言われています。

⑤ また曇の日ではあまり効果が出ません。
晴れの日中に利用するようにしましょう。
⑥ 偏光フィルターは二重構造です。
リング(輪)は2枚重ねの構造になっています。
前のリングを回転させて使います。
シャッターを半押しにして一旦ピントを合わせます。
指で回すと徐々に効果が変化して行きます。
この変化は見にくいですが、その内慣れてきます。
ファインダーを覗きながらくるくる回し、一番気に入った位置に合わせます。
最も暗くなる所が、PLフィルターの効果が一番高くなります。

⑦ PLフィルターは、その効果が最大であれば良いというわけでもないので、その作品の趣旨に合うように微調整をしながら利用するのが良いです。
又、PLフィルターを使わないで反射光を抑える工夫もいろいろあります。




案内・活動報告会

緑の地球をまもるために

画像の説明

(財)緑の地球防衛基金 第4回 研究・活動報告会

生物多様性を考える-COP10を終えて-

主催 財団法人 緑の地球防衛基金
後援 株式会社 セディナ

日 時平成22年11月27日(土)14:00~17:00

場 所TKP品川カンファレンスセンター ホール2(TAKANAWA COURT 3階)
(裏面に地図/JR・京浜急行「品川駅」高輪口徒歩3分)

第 一 部  基 調 講 演

生物多様性の今後を探る

財団法人緑の地球防衛基金常任理事
国際生物多様性年国内実行委員会(地球生きもの委員会)委員長代行
東京都市大学環境情報学部教授

                              涌井 史郎

生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が、今年10月に開かれ、2010年以降の生物多様性戦略計画目標(ポスト2010年目標)の設定とその仕組みづくりなどが話し合われます。そこで、同会議の議論と結論を踏まえながら、生物多様性の今後を探ります。

          
- 休憩 10分 -

第 二 部  活 動 報 告

楽しいブナ原生林の世界 - ブナの原生林を守ることは日本の自然を守ること-

八幡平の葛根田ブナ原生林を守る会事務局長

                              白藤  力

ブナの原生林は、日本の自然を象徴する森林です。日本の冷たい気候が広がる北国を中心に北海道南部から鹿児島県にまで分布しています。当会は八幡平のブナ原生林を舞台に、ブナ林観察会など多様な文化活動を展開しながら、ブナ林の大切さを全国に伝える活動を行っています。

○立山連峰の自然を守る

NPO法人 立山自然保護ネットワーク理事
横浜薬科大学准教授

                              加藤 輝隆

立山黒部アルペンルート全線開通の1971年に「立山連峰の自然を守る会」として発足して以来、自然観察会や調査・研究活動などに基づいた自然保護活動を展開してきました。2004年のNPO法人化に合わせて会の名称を変え、最近では立山の外来種除去活動に力を入れています。

- 休憩 10分 -

○エチオピア中央部での砂漠化防止活動

東京農業大学 沙漠に緑を育てる会幹事
東京農業大学地域環境科学部講師

                              鈴木 伸治

乾燥のポテンシャルが高いエチオピア中央部は、自然資源の荒廃が著しく、また旱害に見舞われやすいために作物の安定的な供給が困難です。沙漠に緑を育てる会では、荒廃した自然資源を修復し、持続的な農業を目指すという新た砂漠化防止技術の開発に取り組んでいます。


○ 総 括

                              涌井 史郎

お申込みは氏名・住所・電話番号・FAX番号・Eメールアドレス、参加希望人数を明記の上、(財)緑の地球防衛基金報告会係:電話(03-3297-5505)、FAX(03-3297-5507)・Email(defense@green.email.ne.jp)、住所(104-0033東京都中央区新川2-6-16 馬事畜産会館203)へ、締切りは11月25日。入場無料。先着100名。




紹介・八幡平の葛根田ブナ原生林を守る会

  • はちまんたいかっこんだぶなげんせいりんをまもるかい
  • 趣旨
    盛岡市西方の山岳地帯・葛根田川源流部の広大なブナ林を守る活動をしています。
    約7千ヘクタール近いブナの原生林が広がっています。
    日本を代表する貴重な自然遺産地帯です。

県内外の一般市民が参加する自然観察会、登山、沢歩き、歩くスキー、残雪を歩く、市民の自然写真展、ボロ市ブナの店開設などの多様な文化活動のほか、岩手山の森再生活動にも取組んでいます。

  • 2010年度活動計画(県内外の一般市民自由参加)
    4月~6月 残雪と新緑のブナ林のハイキング
    7月~10月   登山・沢登り、自然観察会
    11月~3月  室内学習、歩くスキー(希望者)
  • 通信購読案内(葛根田原生林からの通信)
    • 購読希望者   購読料 年千円
    • 入会希望の方  会費  年千円(通信購読料も含む)
        
      住所氏名電話番号を知らせていただければ通信(行事案内など)と振込用紙を送ります。
         
  • 八幡平の葛根田ブナ原生林を守る会のサイト


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原生林問題研究会の連絡先

〒岩手県盛岡市梨木町4-30
電話・ファックス 019-651-1760
http://bunarin.com/
genken@bunarin.com

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